東北学院大学

学術誌

総合学術誌『震災学』

『震災学』vol.16

総合学術誌『震災学』vol.16表紙

  • 発行:東北学院大学
  • 発売:有限会社荒蝦夷
  • 本体2,000円(税別) A5判 306頁
  • ISBN 978-4-904863-77-0 C0036
  • 一般書店、大学生協、オンライン書店(honto)等にて販売
目次
巻頭言
  • 節目/坂本泰伸
第1章 〈震災10年〉を超えて
  • 震災10年・コロナ禍・トンガ津波 ‐自然災害と社会災害に如何に対応するか‐/今村文彦
  • 災害関連死とは何か ‐次の災害による死を防ぐために‐/司会・古関良行、山川徹×宇都彰浩
  • 〈震災障害者〉をめぐって ‐阪神・淡路大震災 震災障害者支援のあゆみから‐ /木村信行
    [座談会]災害報道のゆくえ
    高橋鉄男×所澤新一郎×山中茂樹
  • 〈スローガンの瓦礫〉から立ち上がる ‐被災地の放送人が11年経って考えること‐/杉尾宗紀
  • テレビの災害取材映像を減災に生かす ‐「激震の記録1995 取材映像アーカイブ」公開の〈効果〉‐/木戸崇之
  • 伝承活動から見た〈節目〉 震災10年の現実と希望 –コロナ禍の経験を足掛かりとして-/武田真一
  • 〈物語〉をつむぐ震災伝承館 ‐災害伝承に専門性と制度整備を‐/山内宏泰
  • 自治体の災害記録誌は何を語るのか ‐岩手県山田町・大槌町の記録誌編纂を通して‐/佐藤孝雄
  • 郷土史から見る〈震災10年〉 ‐当事者として、研究者として‐/菅野正道
  • 東北の活火山と防災 ‐問われる地域の減災協働‐/岡田純
第2章 地域と災害
  • 未来の被災地への旅 ‐熱海土砂災害被災地から南海トラフ地震の痕跡をたどる‐ /山川徹
  • 宮城県丸森町 地層が語る災害と復興 ‐台風19号豪雨の土砂災害復興現場を訪ねて/堀米薫
  • 北海道胆振東部地震から3年半 ‐厚真町に通い続けてⅢ‐/定池祐季
  • 「二本松農園」の10年 ‐東日本大震災・福島第一原発事故後の「新しい流通」の開拓‐/齊藤康則

〈シンポジウム〉「復活と創造 東北の地域力」 スポーツと東北の地域力

[基調講演]
スポーツによる「まちづくり」政策の展開/原口大志
[事例報告]
  • 地域×ラグビー/佐伯悠
  • 新しいプロスポーツチームがもたらす地域創生/粟井俊介
  • 〈学生コーチ〉と硬式野球部の躍進/渡邊徹
[パネル討論]
司会・黒須憲、佐伯悠×粟井俊介×渡邊徹

〈本間照雄最終講義〉「関わり合い向き合う」ことが拓く新たな地平

  • 教育・研究・地域連携を実践した5年間/阿部重樹
  • 「関わり合い向き合う」ことが拓く新たな地平/本間照雄
[対談]「非日常」から「当たり前の毎日」へ
司会・真壁さおり、本間照雄×北川進
第3章 震災と文学
  • 東北学院大学地域連携センター〈震災と文学〉
    • 震災と言霊/梶原さい子
    • 文学者として 宗教者として/玄侑宗久
    • 聞き書きを続けて/いとうせいこう
    • 新しい〈語り部〉の時代/黒木あるじ
  • 震災10年の東北文学 ‐文芸記者2021年見聞記/阿曽恵
第4章 仙台短編文学賞
  • 第5回仙台短編文学賞受賞作発表/川元茂
  • 東北学院大学賞◎選評――大西晴樹/受賞の言葉――大久保蓮
  • 仙台市長賞◎選評――郡和子/受賞の言葉――なつせさちこ
    • 東北学院大学賞受賞作 「夜を失う」大久保蓮
    • 仙台市長賞受賞作 「金魚の帯」なつせさちこ