『震災学』vol.15
- 発行:東北学院大学
- 発売:有限会社荒蝦夷
- 本体2,000円(税別) A5判 304頁
- ISBN 978-4-904863-73-2 C0036
- 一般書店、大学生協、オンライン書店(honto)にて販売
目次
- 継承される想い/坂本泰伸
第1章 東日本大震災から10年
- 災禍の果てに ‐震災10年 新たな「東北学」へ‐
河北新報朝刊2020年5月6日~2021年3月10日/赤坂憲雄 - <災禍の果てに>取材同行記/佐々木浩明
- 獣が多すぎる 原発事故とイノシシ駆除 ‐野生動物から見る震災10年‐/古関良行
〈シンポジウム「復活と創造 東北の地域力」>被災地からの発信 震災から10年の始動〉
- [基調講演]
- 震災が問う<食>という社会資本/結城登美雄
- [事例報告とパネル討論]
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- 鉄路が人と人をつなぐ/中村一郎
- 地方創生の鍵は人材育成/菅原茂
- <私>から足元の文化を発信/小松理虔
- [インタビュー]
- 石塚直樹
- これからの気仙沼が生きる道/菅原茂
- 主催者からのメッセージ/一力雅彦、大西晴樹
- 移住者の10年 <よそもの>として私らしく生きる/根岸えま
- いま、東日本大震災の災害伝承は ‐岩手・宮城・福島におけるプロジェクトの実際‐/佐藤翔輔
- 手記が語る当事者の東日本大震災 -<東北学院大学震災の記録プロジェクト>の軌跡-/金菱清
- これからの10年 まつろわぬ民の反転攻勢 ‐<日本再生>から<人間復興>へ‐/山中茂樹
- 社会の財産とすべき死 ‐被災者の最期の声<災害関連死>を見つめて‐/山川徹
- 震災とコロナ 危機の時代を考える ‐農業史から見る新たな思考‐/藤原辰史
第2章 災害ボランティアの未来
〈大学間連携災害ボランティアシンポジウム「ポストコロナにおける災害ボランティアのあり方」〉
- [基調講演]
- 新型コロナ禍と災害ボランティア/室﨑益輝
- [基調報告]
- 危機の中から新たな知恵と工夫を/佐々木俊三、阿部重樹、坂本泰伸
- [パネルディスカッション]
- コロナ禍の現場から未来へ/山口栞奈、堀田ちひろ、山北翔大、吉沢美香、杉浦健
- 「やまもと語り部大使」として/松坂東吾
- 「閉ざす」ことから、「開く」道へ ‐震災後のボランティアステーションを省みて‐/佐々木俊三
第3章 震災と文学
- 東北学院大学地域連携センター<震災と文学>
- 仙河海を歩く/熊谷達也
- 福島を詠み続けて/和合亮一
- 小高を生きる/柳美里
- <10年を語る人>を撮る/黒木あるじ
- <震災後文学>とは何だったのか ‐<震災後>の途上における一考察‐/仲俣暁生
- 東日本大震災の復興に伴う作品舞台の喪失 ‐島尾敏雄「いなかぶり」…福島県南相馬市小高より‐/寺田亮
- <みちのく>から<ふるさと>へ ‐震災と怪談文芸‐/東雅夫
- ある俳優の<震災と演劇>この10年 ‐演劇の果たす役割を信じて‐/菊池佳南
第4章 仙台短編文学賞
- 第4回仙台短編文学賞受賞作発表/川元茂
- 東北学院大学賞◎選評――大西晴樹/受賞の言葉――茂木大地
- 東北学院大学賞奨励賞◎選評――大西晴樹/受賞の言葉――川上新
- 仙台市長賞◎選評――郡和子/受賞の言葉――本郷久美
- 「雑踏を奏でる」茂木大地
- 「正解」川上新
- 「蛍」本郷久美
- 「鳥の海」佐藤厚志