2024年度「小学校外国語のための英語指導力向上研修講座(免許法認定講習)」閉講式
2024年12月26日
小学校教員の英語指導力向上を目指す「2024年度小学校外国語のための英語指導力向上研修講座(免許法認定講習)」の閉講式が12月21日の最終講義終了後に実施されました。
今年度は中学校二種免許状取得のために必要な14単位を2年間で取得する計画の2年目(完成年度)で、受講生は昨年度から継続している8名に加え、今年度から受講を開始した4名、聴講生が3名で1年間熱心に受講されました。
閉講式では大迫章史教職課程センター所長が講座の閉講を宣言した後、村野井仁副学長が「英語は人を繋ぐもの、命を繋ぐものということで本学のモットーであるLIFE LIGHT LOVEに通じています。本学は地域に根差す大学として小学校英語教科化に貢献したいという思いがありこの講座を実施してきましたが、一定の使命を果たしたと考えています。ご協力いただいた先生方やスタッフ、受講してくださった皆さん、教育委員会からのご支援に感謝申し上げます」と挨拶しました。
また、宮城県教育庁より教職員課副参事兼総括課長補佐の佐々木大様に来賓としてご臨席いただき、「宮城県としては児童生徒の英語力向上に努めているところです。受講した先生方には高度な英語指導力を身に付け、今後に活かしていただけることを心強く感じます。将来、本県の子供たちがグローバルに活躍することを祈念します。東北学院大学様におかれましては英語教育の推進、質の高い教員養成に引き続きご理解、ご協力を賜りたく存じます」とのお話をいただきました。
続いて、教職員課育成・免許班課長補佐の菅原修様からは今後の不足単位の取得方法や免許申請についてご説明いただきました。
最後に受講生から一言ずつ感想の発表があり、「他の小学校の先生方と一緒に学び刺激を受けた」「自身の英語力についてステップアップできた」「教員として学びたいと思ったタイミングで受講できたことは大学時代とは違った視点で得るものがあった」「この講座で学んだこととこれまでの教員の経験をつなぎわせることができた」「学んだことを子どもたちに還元したい」といった声が聞かれました。
この講習は、文部科学省「教員養成機関との連携による専門人材育成・確保事業」の一つとして本学が委託を受け実施してまいりましたが、残念ながら、次年度以降開講しないことになりました。2023年度までに受講した方は107名、そのうち免許を取得された方は88名にのぼります。東北学院大学では本学の取り組みが宮城県内のみならず、東北六県の英語教育の向上に寄与できたことを確信し、英語教員養成で100年以上の長い伝統を持つ本学ならではの地域貢献事業としてまた違った形で継続していきたいと考えています。