2024年度「小学校外国語のための英語指導力向上研修講座(免許法認定講習)」開講
2024年06月21日
小学校教員の英語指導力向上を目指す今年度の「小学校外国語のための英語指導力向上研修講座(免許法認定講習)」が6月15日から開講し同日に初回の講義が行われました。
この講座は、中学校二種免許状取得のために必要な14単位を2年間で取得する計画で、今年度はその2年目(完成年度)です。受講生の大半は昨年度からの継続ですが今年度の募集に5名が申し込み、当日は初回講義の前に新受講生対象のガイダンスが行われました。
開講に当たって本学教職課程センターの大迫章史所長は、グローバル化の流れの中で小学校での英語教育・活動がさらに期待されている状況を踏まえ「小・中学校間の連携について、この講座を通じて英語科の面から見ていくこと、小学校から中学校への見通しを持った教育を行っていくことが大切。健康に留意しつつ実りある学びにしていただきたい」とあいさつしました。またこの講座をとりまとめている本学教育学科の大友麻子准教授からは、講座の概要についての説明がありました。
この取り組みは、文部科学省「教員養成機関との連携による専門人材育成・確保事業」の一つとして本学が委託され、宮城県教育委員会の協力を得て実施しており、今年度で7回目を数え、これまでの受講生は100名を超えます。中学英語二種免許が取得可能な教員免許状認定講習として実施することで、小学校の教員でも中学校で英語を教えられるような、高度な英語指導力を身に付けていただくことがねらいです。
内容は、英語という言語についての専門的な学びを中心に、英語の指導法や教育相談・生徒指導についても実践的に学ぶ14科目で構成され、今年度は後半の7科目を開講します。指導には英語教育や英語英文学などを専門とする本学の専任教員が当たるほか、小学校での英語教育や生徒指導の現場経験が豊富な講師もお招きしており、英語教員養成で100年以上の長い伝統を持つ本学ならではの地域貢献事業です。