東北学院大学

法学部

阿部ゼミが東北ジョイントゼミに参加

2024年12月19日

 阿部(労働法)ゼミは、弘前大学、山形大学、福島大学との「東北ジョイントゼミ」に参加するため、11月9・10日に山形へ行ってきました。これは、前任の高木龍一郎先生ほか東北の先生方が企画し、20年以上前から続いている伝統ある合同ゼミです。
 学院大ゼミは、パワーハラスメントについて、法制度、裁判例を分析し、被害者が申し出しやすく、早期解決につながるオリジナル案を発表しました。弘前大学が不妊治療と仕事の両立、山形大学が公立中学校教員の過剰労働、福島大学が解雇についてそれぞれ報告を行い、約70名が参加、長時間におよぶ報告・質疑応答が行われ、活気あふれるゼミとなりました。学院大のゼミ生たちはオリジナル案を何度も考え直し、ぎりぎりまでパワーポイントの作成や質疑応答対策に追われていましたが、チームワークよく、当日も堂々とした発表・質問への受け答えで、頼もしく感じました。最優秀賞は弘前大学でした。今年はコロナ明け久しぶりの懇親会も行われ、こちらも盛り上がりました。
 今年度も、各大学で労働法を学ぶ大学生たちが一堂に会し、共に学ぶ機会を設けられたことを嬉しく思います。(教員 阿部未央)

ゼミ生の感想

 自分たちで選択したテーマについて現行制度・裁判例を踏まえつつ、オリジナル案を作るという、今まであまり経験したことのない取り組みは、難しくも新鮮な経験でした。より良い発表にするために意見を絶えず出しながら行動し続けられたことに、大きな達成感を感じています。本番でも、他大学の方々の斬新かつクオリティの高い発表に負けることなくゼミ一丸となって堂々と発表することができ、仲間と団結力を深めることのできた良い機会となりました。この一連の経験を、今後のゼミ活動に活かしていきたいと思います。(3年Y.K)

 普段はゼミ内で班を作りディベートを行っていますが、今回はゼミ生全員が協力して1つの問題について発表を行なったため、大人数をまとめることの難しさを実感しました。また、他大学の前で発表することから普段の発表以上に内容の精度を上げていくことに苦労しました。大変なことはたくさんありましたが、ゼミ生で助け合いながら準備を進めてきたため、良い発表になったと感じています。パワハラ問題について詳しくなれたり、他大学の発表から学んだりと、準備期間から発表までとても有意義な時間でした。(3年A.W)

 ゼミ生全員で一つの発表を作るということで、大人数の意見をまとめることが難しかったり、何度も全体の主張を考え直したりなど非常に苦労した部分もありましたが、それ以上にやりがいや達成感を感じることができました。また普段のゼミとは違い、他大学の学生と交流する貴重な機会であり、より多角的な視点からの意見をいただくことができたため、良い刺激になったと感じています。この経験を学外でも活かしていきたいです。(3年A.Y)

 普段のディベートでは既存制度の賛否を討論することが多く、合同ゼミではオリジナルの制度を考えるという点が難しく新鮮でした。その中で、各メンバーが自分の強みを活かしてチームに貢献し、新たな一面を発見できたことやゼミ生同士の仲が深まったことが印象に残っています。また、懇親会では他校の学生と交流し、他のゼミの様子を知れたほか、4年生からは卒論や就職活動についてアドバイスをいただけ、とても参考になりました。  短期間ながら多くの学びがあり、充実した時間を過ごすことができました。今後の活動でもこの経験を活かして頑張りたいと思います。(3年M.S)

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