教員紹介 小宮 友根 准教授 専門分野 社会学、ジェンダー論 担当科目 ジェンダーと政策、日常生活とジェンダー、政策デザイン実習 政策デザイン学科での学び×私の専門分野 政治家のためのものではなく、私たち一人一人が、私たち自身の生活をよりよいものにするための手段として考え、悩み、実行するものとして「政策」を考えられるようになる。政策デザイン学科で養うのはそのための力です。 私たちの生活は、望むと望まざるとにかかわらず、「性別」という区別に大きな影響を受けています。服装や髪型、小さいときに与えられる玩具の種類や色、学校の制服、進路選択、職業選択、キャリア形成、家族形成、家事や育児の負担…、人生のどの時点を取っても、私たちがおこなう選択は性別によって方向付けられています。「ジェンダー論」では、このように私たちの生活/人生を制約する社会的な力の働きと、そこにある不自由や不平等について深く考えます。女性であるか男性であるかによって、同性を好きになるか異性を好きになるかによって、あるいは自分の性別をどう認識するかによって、選べる人生の選択肢が異なってしまわないような社会を作るにはどうしたらよいでしょうか。 私たちの社会は人と人とのコミュニケーションからできあがっています。だから、自分の身の周りのコミュニケーションを変えることは、文字どおり社会を変えることにもなります。 友だちや家族との何気ないお喋り、お店での買い物、学校の授業、SNSでの交流、政治家の討論、マスメディアの視聴、これらはどれも広い意味での「コミュニケーション」です。さまざまなコミュニケーションを記録し、振り返り、その仕組を分析するのが私の研究です。そうした研究をとおして、よりよいコミュニケーションを「デザイン」するための「政策」について一緒に考えてみませんか。 関連ウェブサイト researchmap