東北学院大学

教養学部

掲載内容は2022年4月時点での情報であり、今後、内容が変更されることがあります。

学部の特色

学問の多様性

教養学部の学びの大きな特色は、学問の多様性と学際性にあります。試みに学習可能な学問分野を挙げてみましょう。哲学、倫理学、心理学、社会学、教育学、体育学、文学、文化人類学、ドイツ語圏文化、フランス語圏文化、中国語圏文化、韓国語圏文化、英語圏文化、日本語学、言語学、芸術学、数理科学、情報工学、情報理論、通信理論、神経生理学、分子生物学、地理学、地形学、環境生態学、環境社会学、民俗学、社会福祉理論、スポーツ学等々。ご覧の通り、いわゆる文系の学問ばかりではなく理系の学問もあります。そう、教養学部は東北学院大学で唯一の文理融合型学部なのです。

もちろん、上記の学問群がバラバラに投げ出されているわけではありません。これらは、人間科学・言語文化・情報科学・地域構想という4学科に、その学科の特徴を際立たせるべく星座のように配置されています。多様性学際性は1~3年次に学ぶ『学部共通科目』に生かされていると同時に、学びの集大成となる4年次の『総合研究』にも生かされています。

学際性と総合性

学部共通科目の『現代社会の諸問題』では、私たちが生活する現代社会の様々なイシューを取り上げます。たとえば、いじめや不登校にみられる教育の問題、経済のグローバル化による地域社会の疲弊の問題、高齢化社会における生き方と健康福祉の問題、自然破壊の問題と環境教育の可能性等々、どれをとっても今日を特徴づける『現代社会の諸問題』といって過言ではありません。気をつけるべきは、それらのどれもが単一の学問で片がつく、シンプルな問題ではないこと。つまり、現代社会における何かしらの問題に立ち向かおうとすれば、隣接する複数の学問との協働連携が不可欠であり、これを欠くと問題の本質が見えてこないのです。教養学部4学科が“学際性”を重視する理由がここにあります。

もっとも、隣接する学問であれ、異なる角度から同じ問題にアプローチするだけでは、単なる視点の寄せ集めに終わってしまいます。互いの死角を補い合い議論を戦わせ、違う角度からの認識を咀嚼して他者の視点を獲得すること、すなわち「総合」が欠かせません。教養学部では、4年次のいわゆる卒業論文を『総合研究』と呼んでいます。それは学科の専門性を追求するのみならず、問題の総合性に目覚めて学科間、学問間の自由な横断を目指すものでもあるのです。

少人数教育

現代社会の特徴の一つとして情報化は挙げられるでしょう。しかし、情報化が進むあまり、他者に対する興味の希薄さや意図的な無関心さが顕著になってきていることも指摘されています。このような無視と無関心は、教育にとって最大の害悪といって過言ではありません。教育が向かうべき目標は、ひとりひとりの個性への関心とその個性の成長とを眼差し掬い取ること。組織と制度が許すかぎり、教育は少人数を選ぶはずです。そうでなければ、「心を育てる」ことなど不可能だからです。

教養学部は、教育のこうした課題に制度的な面からも対応します。個の把握を目標とした「基礎演習」や「実習」系科目が1年次から配置されているばかりではありません。3年次の「演習」(ゼミ)も7、8人が標準サイズとなるよう、多くの専任教員によって担当されています。正規のカリキュラムのほか、教員が学生との対話や様々な相談に乗る「チューター制度」を採用しており、一人の学生も取り残さぬよう、教員はさまざまな工夫を凝らしています。

よき教養人へ

教養学部における教育の理念は、学生を一人の大人になるよう切磋琢磨することにあります。「より善く生きる」ために、隣人たちと共に社会を支える倫理的な人格を磨くこと。教養学部が学部の名称として「教養」(リベラル・アーツ)という名前にこだわってきた理由はそこなのです。