東北学院大学

文学部 歴史学科

特徴的な学び

歴史から復興を、街を、未来を、創る

歴史を復元する方法は日本近世史の場合、文字史料の読み解きが基本ですが、発掘調査の成果や、民俗資料などにも関心を寄せて、ひろく史料の収集と管理・保全の意義を考える授業を展開しています。大学博物館が併設され、収蔵する古文書などを教材として使用することができ、その成果を博物館で展示できることは、本学科の大きな特徴の一つです。学芸員資格の取得をめざす学生は、展示のレイアウトやパネル作りで存分に活躍しています。また、旧城下町の一角に立地する環境を活かして、城下絵図を見ながら仙台城跡や街道筋の町並み、伊達家の墓所である瑞鳳殿などを巡見する時間を設けています。史跡や文化財の現場を歩くことは、絵図や地図、映像を史料とする際の情報性を考える機会ともなります。多様な史料群と出合い、向き合えるという、本学科ならではの恵まれた学びの環境は、卒論研究や進路の開拓に活かされています。

学科長から

歴史学科 
河西 晃祐 教授

今、世界が大きく変わろうとしています。目の前に起こりつつある現状を、あたかも第一次世界大戦以前の時代に戻ったようだと表現する研究者もいます。このような状況の中、現代社会を読み解く方法として歴史学が注目を集めています。今日、歴史を学ぶということは、単に過去を知るだけではなく、現代を考えるための重要な方法の一つともなっているのです。

本学科は、このような時代のニーズを踏まえ、広い歴史知識と歴史的な考え方を身に付け、現代社会をグローバルかつ歴史的に理解するとともに、地域の問題を広い視野から考える能力を養うという目的の下、日本史、アジア史、ヨーロッパ史、考古学、民俗学の5分野で構成されています。効果的なカリキュラムに加え、各分野・時代ごとに、第一線で活躍する教員を配置するなど、全国の歴史学科の中でも、極めて充実した素晴らしい環境が用意されています。

学生から

歴史学科3年 
川嶋 直樹さん(宮城県/石巻好文館高等学校出身)

菊池ゼミを選択したのは、日本史の中でも特に江戸時代に興味があったからですが、フィールドワークが多いというところも魅力でした。文献を読み解くだけでは得られない体験があると感じたのです。実際、瑞鳳殿の巡見では、ガイドの方から仙台藩に関する歴史について聞くことができただけでなく、年に数回の御開帳のときにしか見ることのできない内部を見せていただきました。仙台市東部の新浜地区では、かつてこの地区で行われていた「松葉さらい」を実際に体験し、当時の人々の暮らしについて考える機会となりました。また、過去と現代の地図を重ねることで見えてくる時代の流れを強く実感できたところに歴史のおもしろさを感じます。今はまだ何をやりたいか一つに絞りきれていませんが、博物館の学芸員など、身に付けた知識を活かせるような職業に就きたいと考えています。

※2020年当時の内容です