東北学院大学

文学部 教育学科

教育学科での私、そして未来

子どもの成長を見守る
理想の小学校教員を
めざして。

教育学科 2年
市川 菜々子さん

宮城県
仙台向山高等学校出身

子どもたちの成長環境を整える

大学の講義では自身の学習の発表などを通して教員への学びを一層深めている。

「小学校の先生になりたい」。そう思うようになったのは中学生の頃でした。小学生の頃から学校が楽しく、好きだったのですが、それはなぜだろうと考えたときに先生方の存在の大きさに気付きました。先生が環境を整えてくれていたからあんなに楽しい学校生活だったのだ、と。授業を展開することもそうですが、子どもたちの成長を6年間見守り、過ごしやすい環境を整えてあげたいという気持ちが、先生になりたいという思いを強くしていきました。

とはいえ、教育学科が力を入れている英語教育については特に興味があったわけではありません。小学校で英語教育が必須になりましたが、教えることよりも学級経営などの方に関心があったからです。英語が得意だったわけでもなく、どこか前向きさに欠けていた私に、「日本人の英語があってもいい」「ネイティブらしくある必要はない」と励ましてくださった先生にはとても感謝しています。

いろんな子どもと接する楽しさ

1年次に、小学校教員の仕事を1日見学する機会があったのですが、おとなしく座っている子ばかりではなく、小学校の先生が思ったよりも大変そうだと感じました。しかし担任の先生は動揺しないばかりか、全体を見つつ一人ひとりに合わせて対応していて、そこにとても感銘を受けました。リアルな現場を体験したことで、いろんな子どもがいることの楽しさにも気付くことができました。

現在は、貧困の子どもたちの学習を支援するNPOでボランティアをしています。親や学校の先生には言えない悩みを抱えた子どもたちから話を聞くことが主な仕事ですが、小学校の1日見学を経て、関わり方にも変化が出てきましたね。これからも理想の小学校教員をめざし、学習ボランティアなどにも積極的に参加していきたいと思います。

私のできごと

  1. 小・中学校時代は、学校が楽しくて大好きだった。

  2. 楽しかった理由を考えたとき、環境を整えてくれていた先生の存在の大きさに気付き、「なりたい!」という気持ちに。

  3. 小学校の教員免許が取得できる教育学科に入学。NPOのボランティアに参加するなど、子どもと関わる機会も多い。

  4. 小学校1日見学で現場の大変さと楽しさを知り、全体を見つつ一人ひとりに対応できる先生になりたいと思うように。