東北学院大学

法学部 法律学科

法律学科での私、そして未来

法哲学と留学。
意識が何重にも
変わった。

法律学科 4年
芦澤 怜那さん

宮城県
泉高等学校出身

“短所”だと思っていたことがいつしか“長所”に

「法律」に初めて触れたのは、高校の政治・経済の授業でした。昔から疑い深く、いろんなことに疑問を持ち、突き詰めて考えるタイプだった私にとって、法律を根拠にものごとを捉える法学はとても魅力的で、大学でも学んでみたい、と思ったのがきっかけ。ただ具体的に自分がどうなりたいのかまでは考えていませんでした。そんなときに出合ったのが「法哲学」です。

法哲学は、文字通り法律を哲学的に考える学問で、過去の判例を読み、判決に至った社会的背景や当時の人々の心理などを考察します。1年次に陶久利彦先生の授業を受けて関心を持つようになり、2年次以降は法哲学を重点的に学修。そして4年次の卒業研究では「セクシャリティと社会」をテーマに、同性愛者の権利といった現在の法律ではカバーしきれない課題に取り組みました。

セクシャリティは社会的背景によって捉え方が変わる問題で、私自身あまり深く考えたことはありませんでした。しかし1年にもおよぶドイツ・トリア大学への長期留学の際に同性愛者の2人と出会って見方が変わり、改めてこの問題を法的に考えてみようと思ったのです。

自分を変えたい、と留学を決意

トリア大学ではドイツ語で法律の講義を受講。日本文学についての論文もドイツ語で書きあげた。

3年次の留学は、それまで殻にこもりがちだった自分の視野を広げるために決意したものでした。トリア大学にはさまざまな国から留学生が訪れます。交流を通し、国や文化によって異なる多くの価値観に触れることができましたが、同時にこれまで自分のことしか考えていなかったのだということに気付かされました。周りに目を向けるようになったことで人の多様性を意識することにもつながり、研究課題のキーワードとなった人それぞれのセクシャリティについても考えられるようになったのだと思います。社会生活は「人を知る」ことから始まる、ということも学ぶことができ、私の大学生活に深みを与えた1年となりました。

私のできごと

  1. 高校生の自分にとって、疑い深いことは短所だった。一方で法学は、つきつめて考えることが必要不可欠。

  2. もともと視野が狭く、人への興味関心が足りていなかった自分を変えたいと思い留学を決意。

  3. ドイツに留学。行動を起こしたことで前向きに。また、さまざまな価値観に触れ、視野が広がる1年に。

  4. つきつめて考えるという、もともとの“長所”を活かし、粘り強さと留学で得た経験を武器に社会へ。

※2019年当時の内容です