環境建設工学科長櫻井 一弥 環境建設工学科は、社会を物理的に成立させるための中心分野である土木・建築・環境を3つの柱として教育カリキュラムを構成しています。本学科を卒業した後に従事する仕事の対象物は、例えば、明石海峡大橋や東名高速道路、新幹線などの鉄道施設、東京オリンピック競技場やせんだいメディアテークといった建築物など、ほとんどが街のランドマークになるようなものです。また、上下水道や水処理施設なども人々の健康や安全に直結する施設であり、本学科の卒業生たちの仕事の対象です。在学生には、創造力と審美眼、そして仕事に対する誇りをもち、安全第一で建築物・構造物を創り出せる基礎能力を持ってもらえるように指導しています。 1年生の間に、土木・建築・環境の3つの分野に関する導入科目を経て、皆さんが将来進むべき方向性を自ら考えてもらいます。2年生になる際に、建築コースと環境土木コースに分かれて、より専門的な教育がスタートすることとなります。 本学科の教員は構成が多彩で、みな学生思いです。出身大学が多様で、外国人教員や企業出身の教員もおり、幅広い研究領域と実務経験に基づくおもしろくて活きた講義を行っています。また、みなさんの就職活動の際に力を発揮する広い人脈を持ち、学生全員が就職できるまで面倒をみています。その結果、就職内定率はここ数年ほぼ100%で推移しています。 本学科の卒業生は5,000人を超え、各方面で広範に活躍しており、卒業生に対する企業からの評価も大変高いです。みなさんが先輩に続く人材になれるよう、教員もより良い教育を目指して努力していますので、ぜひ私たちと一緒に学んでいきましょう。