理念・目標 理念・目的 人類の幸福と望ましい環境の創造に必要な工学技術を理解し、かつ自ら思考できる人物を育成する。また、本学の建学の精神に基づいて、人間社会に貢献する「幅広い教養と正しい倫理観を持つ工学技術者」を養成する。 教育目標 工学部に学ぶ全ての学生が、 広くかつ深い教養に裏打ちされた隣人愛 社会への献身的奉仕の精神 科学技術における正確な知識と思考能力 科学技術を通して人類福祉を向上させる力 社会及び組織におけるリーダーシップ を身に付ける。 学部概要 工学部には、工学系の大きな3つの分野を網羅する4学科が開設されており、機械系分野として機械知能工学科、電気情報系分野として電気電子工学科及び情報基盤工学科、建設分野として環境建設工学科から構成されています。 機械知能工学科では、機械系ものづくりの基盤科目を基礎から用意し、自動車、ロボット、生体構造などの先端工学を含む4つのコースから学ぶ事ができます。動くものづくりを素材の性質から設計までを通して学ぶスマートデザインコース、熱や流体の観点からエンジンやエネルギーシステムを学ぶグリーンエナジーシステムコース、人間を工学的立場から理解し、人間を助けるコンピュータ制御の機械を学ぶバイオロボティクスコース、広い視点から機械分野を見渡し、総合的な知識で多様な問題の解決法を学ぶメカノエンジニアリングコースがあります。 電気電子工学科では、現代社会を支える電気関連技術を総合的に学び、「電力・制御系」、「情報・通信系」、「電子・材料系」を網羅的に学び、情報技術を活用した発送電技術や、未来の情報通信を支える新しい材料・デバイス技術の最先端知識を修得できます。電力・制御系では、電気エネルギーの安定供給と効率化制御などについて学び、情報・通信系では、高度情報化社会を支えるITの4種基盤技術(情報変換、情報処理、情報伝送、情報交換)の基礎を学びます。電子・材料系では、社会インフラを支える高機能電子デバイスや、新しいエレクトロニクスを開拓するための電子材料に関する知識を学びます。 情報基盤工学科では、現代の社会基盤である情報・通信工学技術の原理を数学の基礎から徹底して学び、変化の激しいICT分野において未来を開拓できる人材を育てます。データサイエンス分野では、インターネットが生み出すビッグデータを処理するデータサイエンティストを目指します。通信ネットワーク分野では、モバイル通信やセンサーネットワーク技術を身につけた通信・ネットワークエンジニアを目指します。サイバーセキュリティ分野では、暗号などのサイバーセキュリティ技術を基礎から学び、情報セキュリティスペシャリストを目指します。 環境建設工学科では、環境工学の素養を持った建設系技術者の育成を目標とし、2年生進学時に環境土木コースと建築コースに分かれて異なるカリキュラムを履修します。環境土木コースでは、地域ニーズに応える先進的な社会基盤構造物の計画・設計から施工管理までの技術を身に付け、また自然災害の発生メカニズムとその被害対策を学びます。さらに、環境汚染や廃棄物処理など、都市が抱える環境問題の解決の糸口を探る力を養います。建築コースでは、魅力ある空間デザインや安全で高機能・高効率な建築など、建築の持つ「魅力」を学生が自分の目指す方向で多角的に学ぶ事ができます。