東北学院大学

経済学部 共生社会経済学科

市民活動論

齊藤 康則 准教授

共生社会経済学科に、なぜ市民活動論という授業があるのだろう――そう思う人も、きっと少なくないことでしょう。しかし、2011年3月に発生した東日本大震災からの復旧・復興のプロセスを考えてみてください。新聞やニュースでは、政府や地方自治体の行政活動だけでなく、NPOやNGOを担い手とした市民活動が紹介されていたことに、皆さん、お気づきのことだと思います。避難所から仮設住宅へ、生活再建にむけた動きが進みつつありますが、被災者の方々を支援するうえで、こうした市民活動は重要な役割を担っているのです。

授業の中では、高度経済成長と水俣病など住民運動、コミュニティ組織とまちづくり、生活協同組合と代理人運動、障がい者の自立生活運動といったトピックを踏まえて、いわゆる政治史・経済史とは異なる「戦後日本の社会史」を描き出したいと思います。また、阪神・淡路大震災以降のボランティアの高まり、NPOの制度化について説明しながら、地域・福祉・環境をテーマとした具体的な市民活動も紹介していきます。