東北学院大学

経済学部

学部長あいさつ

経済学部長
佐藤 康仁

今日、私たちが生活する社会は世界的な経済格差の拡大、経済対立の深刻化、そして2020年の新型コロナウイルス感染症の世界的な広がりの経済・社会生活への影響など、さまざまな課題に直面しています。経済学はこれらさまざまな課題とその解決に向けて、多くの有益な知識や考え方を提供してくれます。

経済学と聞いて、みなさんはどのようなイメージをもたれるでしょうか。経済=お金だから、経済学はお金について考える学問、あるいは、お金儲けの方法を学ぶ学問というイメージをもっている人も少なくないかもしれません。経済学がお金について考える学問であるというのは必ずしも間違いではありませんが、経済学が対象とするのはお金に関することに限りません。経済学は稀少な資源の最適配分について考える学問であり、経済成長、景気、金融危機、経済格差の拡大といったいわゆる経済問題についてはもちろんのこと、地球温暖化など資源・環境問題から少子化や高齢化などの人口問題、さらには結婚、医療、健康など、私たちの日々の生活に関係する多くのことが経済学の研究対象です。

本学の経済学部には2つの学科(経済学科、共生社会経済学科)があります。経済学科では、経済学の基礎理論から現実の経済や政策を学ぶことを通じて、時代に流されず、先を見通す経済社会の理論とスキルを身につけた人材の育成を目指します。共生社会経済学科では、経済学の基本的な考え方や歴史、最近の動向を学ぶとともに、多様な他者への理解を深め、共に生きる発想に基づいて、新たな社会経済システムを構想し実践できるような人材の育成を目指します。

経済学科、共生社会経済学科ともに、教養教育科目、外国語科目、専門教育科目が体系的に提供され、幅広い教養を身につけ、経済学の基礎理論から応用へ、そして現実の経済問題や政策について段階的に学ぶことができるようになっています。また、少人数で行う演習科目も全学年に配置されており、経済学部に入学されたみなさんの知的関心に合致した高度で専門的な学びと研究ができるようになっています。

経済学部所属の優れた研究業績をもつ経験豊富な先生方は、みなさんの学びへの道案内を懇切、丁寧にしてくれることでしょう。

大学では単に「受け身」の姿勢では得られるものはけっして多くはありません。経済学部で過ごす大学4年間が実り豊かな学生生活となるように、十分な履修計画を立て、自ら主体的に学ぶ姿勢を持って、何事にも積極的に取り組んでください。