経営学科長藤 祐司 経営学科のページをご覧いただきありがとうございます。 まず、東北学院大学の経営学部で学べる内容、そして私たちと共に学ぶことで皆さんがどのように成長できるのかをお話しします。 東北学院大学の経営学部には1つの学科があります。経営学科です。この経営学科で行われている教育や研究の内容は、大きく3つの分野に分類されます。1つ目の分野は「マネジメント」です。マネジメントの分野では、企業などの組織を効果的に運営する方法を勉強したり、勘や経験に頼るだけでなく、理論的なアプローチを活用し、成長を促すための戦略や、人を動かし組織を活性化するための手法について学びます。 2つ目の分野は「マーケティング」です。マーケティングとは、市場を創造し、モノやサービスを効率的に提供するための総合的な活動を指します。マーケティングの分野では、たとえば消費者のニーズを先取りしたヒット商品を作るにはどうすればいいのか、といったことを学びます。 3つ目の分野は「会計・ファイナンス」です。この分野は、企業の資金調達や管理に関係する領域です。まず会計分野では、会計情報の分析を通じて、企業経営の成果を客観的に評価する方法を学びます。またファイナンス分野では、事業活動に必要な資金をどんな方法で調達すればいいのか、といったことなどを学びます。 以上の3つの分野は、ばらばらに独立したものではなく、互いに密接に関連しています。経営学科では、これらの分野全てについて、経験豊かな教員をそろえて、皆さんの勉強や研究のお手伝いができる体制を整えています。皆さんは、ご自身の興味関心に応じて、3つの分野のさまざまな講義科目を自由に組み合わせて学ぶことができます。 経営学は、企業をはじめとする組織を対象にした学問です。経営学科が開講している講義では、トヨタ自動車、コカ・コーラ、ユニクロ、アップルなど、皆さんがよく知っている身近な企業を取り上げて、経営学の基本を学んでいきます。つまり、経営学は学ぶ内容を具体的にイメージしやすいため、抽象的な理論を展開する他の学問と比べると、かなり学びやすい学問だと言えます。 つぎに、経営学を学ぶことによって、将来、皆さんがどのような可能性を広げていくのか、何を実現することができるのか、その点についてご説明します。経営学を学ぶということは、さきほどの3つの分野について、経営学という学問を知識として学ぶことを意味しています。しかし、単に知識として学ぶだけではなくて、その知識を使って何かができるようになる「能力」を養うことが重要であると、私たち教員は考えています。 経営学の知識を学ぶことは重要ですが、それだけでは十分ではありません。実際に「その知識を使えるスキル(技術)を身につける」ことが必要であり、さらに「そのスキルを使って実践する」ことが重要だと考えます。私たちは「実践の場」を用意することで、「皆さんが大きく成長する」機会を提供します。このような考え方にしたがって講義科目も編成しています。 知識を学ぶ × スキルを身につける × スキルを使って実践する → 皆さんが大きく成長する 経営学科の学生は、実際に企業を訪問してインタビューや調査を行い、その企業に対して経営戦略を提案したり、自分たちのアイデアを全国の大学生が集まる大会でプレゼンテーションしたりするなど、学んだ知識を活かしたさまざまな実践活動を展開しています。一方、私たち教員は、学生の皆さんが、こうした「実践する力」を養うことができるように、日々努力を積み重ねています。 経営学科には、皆さんが共に学ぶたくさんの仲間がいます。私たち教員は、皆さんが良き仲間と出会い、多くの実践と経験を通して大きく成長できることを願っています。また、変化と挑戦の時代において、私たちは皆さんが活躍できるための基礎を養うお手伝いをしたいと考えています。