日本心理学会認定心理士人間科学部心理行動科学科(2023年度以降入学生)適用 Ⅰ 日本心理学会認定心理士 1990年6月から発足した資格であり、16歳以降通算2年以上日本国に滞在した経験があり、学校教育法に定める4年制大学で心理学の基本的な教育課程を履修した人に与えられる。資格の認定は日本心理学会が行う。 人間科学部心理行動科学科(2023年度以降入学生)の学生は、この資格を得るために以下の別表で定められている科目の履修が必要である。 「認定心理士」に関する詳しい内容、申請手続き、費用などについては心理学研究室(五橋キャンパスシュネーダー記念館13階、 022-354-8177)まで問い合わせること。特に、科目の履修に際して不明な点がある場合は、履修前に必ず心理学研究室まで問い合わせること。定期的に開催される説明会に参加し、不明点は必ず相談すること。 Ⅱ 「日本心理学会認定心理士」の資格取得に必要な履修科目 1. 資格認定の履修条件 以下の条件をみたして、合計36単位以上取得すること。 基礎科目a、c領域それぞれ4単位以上、b、c領域の合計で8単位以上取得し、合計12単位以上になること。 選択科目d~hの5領域のうち3領域以上で、各領域4単位以上取得し、合計16単位以上になること。 残り8単位は、a~iの領域で取得し、充当すること。 卒業論文は、最大4単位まで“その他の科目”iとして充当できる。 “その他の科目”以外の各領域は、“基本主題”と“副次主題”に分類される。各領域に必要な単位のうち少なくとも2単位は“基本主題”に属する単位でなければならない。残りの単位は“副次主題”に属する単位でもよい(副次主題の単位は大学の単位の半分となるので注意されたい)。 2. 本学の開設科目との関係 別表に認定心理士取得の要件となる科目、領域とそれに対応する本学開設の該当科目をあげておく。 2023年度以降、人間科学部心理行動科学科に入学した学生には別表1が適用される。 Ⅲ 資格申請のための費用・手続き 原則として申請者が日本心理学会に申し込むが、事前に心理学研究室あるいは本学の心理学教員と相談することが望ましい。また、審査料11,000円、認定料33,000円が必要である。 別表1 2023年度以降入学生のための該当科目一覧 履修要件(合計36単位以上) (基本は基本主題、副次は副次主題を表し、数字は認定単位数を表す) 1年 2年 3年 4年 (1)基礎科目(12単位以上) a. 心理学概論 心理学概論(基本・2単位) 臨床心理学概論(副次・1単位) 感情・人格心理学(副次・1単位) b. 心理学研究法 基礎統計学(副次・1単位) 心理学研究法(基本・2単位) 心理学統計法(基本・2単位) c. 心理学実験実習 心理学実験(基本・2単位) 心理的アセスメント(基本・2単位) (2)選択科目(16単位以上) d. 知覚心理学・学習心理学 知覚・認知心理学(基本・2単位) 学習・言語心理学(基本・2単位) e. 生理心理学・比較心理学 人体の構造と機能及び疾病(副次・1単位) 神経・生理心理学(基本・2単位) f. 教育心理学・発達心理学 発達心理学(基本・2単位) 教育・学校心理学(基本・2単位) g. 臨床心理学・人格心理学 ○教育相談の理論と方法(基本・2単位) ○生徒指導・進路指導の理論と方法(基本・2単位) 心理学的支援法(基本・2単位) 障害者・障害児心理学(基本・2単位) 福祉心理学(基本・2単位) 健康・医療心理学(基本・2単位) 精神疾患とその治療(副次・1単位) h. 社会心理学・産業心理学 社会・集団・家族心理学(基本・2単位) 産業・組織心理学(基本・2単位) 司法・犯罪心理学(基本・2単位) (3)その他の科目 i. 心理学関連科目、卒業論文・卒業研究 *演習A(1単位) *演習B(1単位) 心理演習(2単位) 心理実習(2単位) *卒業研究A(2単位) *卒業研究B(2単位) 注1:○印の科目は教職関連科目として開設。なお、該当する教員と該当しない教員がいるので、不明な点は履修前に必ず心理学研究室まで問い合わせること。また、これらの科目は卒業要件単位としては認定されない。履修の際には注意すること。 注2:*印の科目は、原則として次の教員が担当した科目とする。井川純一、臼倉瞳、加藤健二、金井嘉宏、櫻井研三、東海林渉、萩原俊彦、平野幹雄、福野光輝 なお、不明な点は必ず心理学研究室まで問い合わせること。 注3:上記の表以外の科目でも、担当者および授業内容によりいずれかの領域に該当する場合がある。今後、学年進行にあたって追加認定される科目が出てくる可能性があるため、履修前に必ずシラバスを毎年度確認すること。