東北学院大学

震災への取り組み

東日本大震災から10年。
この間も地域のために活動を続けました。

共生社会経済学科の教員・学生が多数活動に関わる「災害ボランティアステーション」で継続的な情報発信

2011年3月29日に立ち上げた「災害ボランティアステーション」では、被災地の状況に合わせて内容を変化させながら活動を行っています。気仙沼市、七ヶ浜町の仮設住宅での定期的な支援活動のほか、春季・夏季集中ボランティア、シンポジウムを開催するなど、活発な活動を継続。また、全国の大学、企業、個人と連携しネットワークを広げています。


歴史学科が中心に参加した「文化財レスキュー」

被災文化財等救援委員会によって、震災の約1カ月後から始められた「文化財レスキュー」。東北学院大学博物館も「石巻市鮎川収蔵庫」を担当し、歴史学科の学生をはじめ他学科の学生、他大学を含めた延べ550名が、約4,000点の文化財から泥や塩分、カビを取り除くクリーニング作業を行いました。活動日誌とカルテを作成して記録を残すとともに、継続的に聞き取り調査を行っています。


地域構想学科の学びの領域で地域再生へ

地域構想学科ではそれぞれの研究室の特長を生かし、震災復興に関連する活動を行っています。たとえば、津波浸水被害と店舗再開時期の関係、丸森町の福島第一原発事故の放射線被害による生活への影響調査、漁業の復興を成し遂げる姿に密着して成果をまとめた書籍の発刊など。復興に向かう地域に寄り添いながら「できること」を実践しています。