株式会社ロフトとの連携協力協定
1. 協定締結の経緯
本学と株式会社ロフトは、小売店として地域の消費者ニーズをいかに満たすべきかを模索する中、とりわけ若者のニーズを汲み取ることが苦手になり「若者離れ」が顕著になってきているという背景から、高密度商品集積展開を誇るロフトと地域の将来を担う学生がタッグを組み、これまでと異なる自由な発想でアプローチすることで、仙台をはじめとした地域経済の活性化につなげることを目指し、2015年6月に連携協力に関する協定を締結しました。
締結式は、仙台ロフトを会場に、本学からは学長が、株式会社ロフトからは代表取締役社長が出席し、協定締結内容の確認、協定書の締結がなされた後、本学学長、株式会社ロフト代表取締役社長から協定締結への想い、期待や抱負などが挨拶の中で述べられました。
2. 連携協力の範囲
協定書に掲げられている連携協力事項は、次のとおりです。
- 教育・研究・文化振興に関する事項
- 人材育成に関する事項
- 地域振興に関する事項
- 国際交流に関する事項
- 学生等の人的交流に関する事項
- その他、甲及び乙の協議により必要と認められる事項
3. 連携事業の成果
産学連携福袋(福箱・福トート)企画の実施
本学の学生と仙台ロフトの協働企画として実施した企画です。福箱・福トートについて、その年のテーマ、中に入れる商品の選定、装飾等の一切を学生が主体的に関わり、当日の販売も行いました。2020年の初売りでは、宮城県を「県北」と「県南」の2種類をテーマに隠れた魅力を知ってもらうことを目指した福トートとしました。また、東北生活文化大学の学生とも連携し、オリジナルのトートバックやフリーペーパー(栞)も初めて制作するなど、学生が考え得る取り組みを進めました。
企画が終了した後は、振り返りを仙台ロフトの担当者の方や大学教職員とともに行い、更なる改善方策や伸長点などを話し合いました。
ワークショップの実施
仙台ロフトやその他の地域でワークショップを実施しました。これまでは、仙台市地下鉄東西線開業に合わせて実施された「八木山ウインターフェスタ」での簡易アルバム作成、動物園のライオンと協働したダメージジーンズ作成、一人暮らしの方を対象としたズボラ飯研究会などのワークショップを実施しました。